2010年10月21日木曜日

男木島紀行




瀬戸内海に男木島(おぎじま)という人口200人くらいの小さな島があります。高松港からフェリーに乗って、のっぺりとした海を約40分、小山のような形の島の斜面に家々が重なっています。
今年の暑い暑い夏の日に、島にある「漆の家」の撮影に出かけました。

漆の家」は現在開催中の「瀬戸内国際芸術祭2010」に参加しているプロジェクトの一つです。江戸時代から受け継がれてきた讃岐漆芸の手法を用いた作品なのですが、面白いのは作品を’展示’しているのではなくて、家自体が作品になっているところです。男木島にもともとあった木造家屋をリノベーションして内部の壁や床を漆で塗った「白い部屋」と「黒い部屋」の中に入って直に手で触れたり、座ったりできるのです。
漆のそっと触れた時の感触は、柔らかで、肌に優しいものでした。

瀬戸内国際芸術祭は10月末で終了しますが、「漆の家」プロジェクトはその後も継続します。詳細は公式サイトを参照下さい。

漆の家

撮影を担当したパンフレットは「漆の家」で配布されています。











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