2012年9月26日水曜日

「長崎の教会」発売のお知らせ

諸般の事情により、発売日が遅れていた「長崎の教会」が本日発売されました。
どうぞよろしくお願いいたします。




2012年9月24日月曜日

SPUR 2012年11月号 「旅」するSPUR写真展

雑誌「SPUR」のチャリティー写真販売企画に今年も参加しています。今年のテーマは「旅」。6人の女性写真家が作品を提供しています。
私は五島列島の頭ヶ島教会の写真を出品しました。
販売枚数は3枚。価格は30,000円。
売り上げは、「集英社・東日本大地震被災者支援募金」を通して日本赤十字などに全額寄付されます。

詳細はこちらから。
http://spur.jp/special/photo_charity2012/trip_02.html






2012年9月1日土曜日

『長崎の教会』刊行(9月21日発売)のお知らせ

書籍『長崎の教会』を上梓します。数年来、長崎のカトリック教会を撮影してきましたが、ようやく書籍の形にまとまりました。撮影してきたなかから、25の教会の写真を掲載しています。教会の歴史や建築についても、つたない文章ですが、私自身が執筆しました。

長崎の教会の信徒の多くは、禁教時代に潜伏キリシタンとして密かに信仰を受け継いできた人々を先祖にもっています。そこが、日本のほかの地域の教会の歴史とは、少し違う、長崎の教会の特徴です。
明治の初めに信仰が黙認されると、信仰を守り続けてきた土地に、「祈りの家」の教会堂を建てました。潜伏キリシタンの住む土地は、海のそばや山のなかなど、町から離れていることが多いために、結果として、教会堂は長閑な美しい景色のなかに建てられることになりました。今回の本でも、海や空のブルー、山のグリーンに囲まれる教会堂の写真を掲載しています。
教会堂のなかに入るといつも、新鮮な花の甘い香りに迎えられます。どの教会にも、絶えず季節の花が飾られていて、信徒の方々が「祈りの家」を大切に守ろうとする努力に気づかされます。写真では、花の香りは漂いませんが、清々しい教会堂のなかの空気が伝わればと願っています。

2012年9月21日発売 
『長崎の教会』 写真・文 白井綾
平凡社 1900円(税別)